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相模原・町田の会計事務所。

榎本税務会計事務所

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会社勤めの傍ら、
姉・母の相続を行うことに。
ITを駆使した支援で
スムーズな相続が実現。

埼玉県 T様

相続発生時期:2021年

被相続人:姉および母

埼玉県に自宅があり、会社員として働くT様。2021年にお姉様、お母様を立て続けに亡くされ、相続手続きのため榎本税務会計事務所にご相談くださいました。「お姉様の遺産を、故人であるお母様の名義でいったん相続し、T様がそれをさらに相続する」というレアケースな手続きに加え、お姉様の遺産が多数の金融機関に分散していたため、一般的な相続と比べてかなり複雑な手続きとなりました。平日は仕事で時間がとれないT様のために、T様と司法書士、そして私たち税理士の三者がLINEでつながって連絡を取り合い、クラウド経由で書類を共有するという効率的なフローをご提案。無事、期限内に相続手続きを完了することができました。

姉、母の順で相次いで相続が発生。レアケースゆえの複雑な手続きが必要に

私は、埼玉県在住の会社員です。父はすでに亡くなっており、埼玉の実家で同居をしている母と、別の場所で一人暮らしをしている姉がいました。病気により姉が亡くなってしまい、その直後に母の体調が悪くなったことから入院などをすることになり、自分が相続の手続きを行う必要となったのです。

姉の遺産を相続するのは続柄上、母ということになります。しかし入院中の母は契約に必要な手続きが困難な状況でした。そして姉の遺産を相続することができないまま、母も亡くなってしまい、姉と母という二人の親族から相続を行う必要ができたわけです。相続の手続きについて、当初はそれほど重く受け止めていなかったのですが、いろいろな人に話を聞いてみたり、自分で調べてみたりしていると、私のようなケースの手続きは非常に複雑になることがわかりました。

まず驚いたのは、法律上、姉の遺産を私が直接相続することはできず、いったん故人である母が相続する必要があるということでした。
さらに、姉の遺品を整理した結果、彼女の資産がいくつもの場所で管理されていることがわかりました。預金は、ネットバンクを含む10か所以上の金融機関に預けており、さらに株式証券などの金融商品も、証券会社を介して保有していたのです。
また、証券会社の特定口座は源泉徴収無しで作成されていたため、その対応(準確定申告)も必要になりました。

相続税は10か月以内に申告しなければならないという決まりがあり、期限に遅れると追徴税が発生してしまいます。会社勤めの傍ら、これだけ複雑な相続手続き証券の評価を独力で行うことは無理だと判断し、税理士に相談することを決めました。

クラウドサービスやSNSを駆使した支援で、対面・郵送はほとんど必要なし

父の相続のときには母が自分で手続きを済ませたため、私には税理士の知り合いがいません。全く伝手がないところから相談するのは不安だと感じていた私に、知人が榎本税務会計事務所を紹介してくれたのです。幸い、事務所は私の通勤経路から近い場所にありました。初めて相談に伺ったのは、2022年の2月頃のことです。

打ち合わせでは所長の榎本さんと直接お会いしました。榎本さんは私の話をしっかり聞き取った上で、今後必要な手続きについてとても丁寧にわかりやすく説明してくださいました。今回、私が直面したケースはかなり複雑な手続きを要するものでしたが、榎本さんの説明のおかげで「どのような目的で、いつまでに何をしなければならないか」ということがクリアになりました。

榎本さんにお願いしようと思った最大の理由の一つは、クラウドストレージやLINEを利用して効率的に手続きに進められることです。今回のケースでは姉が多数の銀行や証券会社と取引をしていたため、すべての金融機関から残高証明書などの書類を取り寄せ、建て替えた医療費の領収書などそれらの書類を税理士との間でやり取りする必要がありました。膨大にある書類の全てを郵送や手渡しで行えば、郵送費・交通費だけで万単位のお金がかかってしまいますし、私は何度も会社を休まなければならなくなります。

ところが、数年前から残高証明書などの書類が原本ではなく写しでも申請に使えることになったこともあり、ほとんどの書類のやり取りはPDFファイルで代用できるようになりました。榎本税務会計事務所ではクラウドストレージを介してこれらの書類を共有するしくみが整っているため、書類の郵送や手渡しはほとんど必要ありません。金融機関から受け取った書類は自宅のスキャナでPDF化し、パソコンからクラウドストレージにアップロードするだけでOK。さらに、榎本さんとLINEでつながることによって、必要な相談ごとはLINEを通じていつでもやり取りすることができます。実際、手続きが始まってから榎本さんと対面で話をしたのは2回ほどで済んだと記憶しています。

司法書士ともLINEでつないでもらい、登記関連の手続きもスムーズに対応

榎本さんにお願いしてよかったと思うことがもう一つあります。それは、司法書士とのパートナーシップも強いこと。相続には登記の手続きも必要となるため、信頼できる司法書士さんにお願いできるのは助かりました。さらに、相続登記や預金の解約などの手続きには戸籍謄本が必要なのですが、両親が本籍の移動を数多く行っていたため、複数の自治体から謄本を集める必要があり、それらを全ての金融機関に送らなければなりませんでした。通常ならこれだけでも膨大な量の書類を扱うことになってしまうところを、担当となった司法書士の方が「相続情報一覧図」を作成し、膨大な戸籍謄本を一括化する手続きを提案・実施してくださいました。この手助けがなければ、私の労力と費用は比べ物にならないほど大きくなってしまったと思います。

さらに感動したことは、司法書士の方との連絡もすべてクラウドストレージやLINEで完結できてしまうこと。LINEのグループでは常に榎本さん・司法書士の方・私の三者がつながっており、気になることがあればいつでも二人の先生に同時に質問できるのです。電話や対面と違い、時間帯を問わずメッセージを送れますし、空いた時間にいただいた回答を確認できるので、双方全く無駄のないコミュニケーションがとれました。司法書士の方には実家(土地、家屋)の相続登記手続きも依頼しましたが、こちらもスムーズに進めていただきました。ちなみに司法書士の方とは実印の必要のないものに関してはほぼ全てのやり取りがLINEだけで済んでしまったので、最後まで一度もお会いすることなく、手続きが完了しました。

忙しい仕事の傍ら、相続の手続きが必要な方へ特にオススメします!

ITを駆使した効率的かつ丁寧なフォローのおかげで、2022年の9月頃には無事に相続手続きが完了しました。期限より1か月以上早く、かなり余裕を持って終えることができたことになります。もし会社員として働きながら、税理士や司法書士と対面や郵送で手続きを進めていたとしたら、到底この期限には間に合っていないでしょうし、私も疲れ切っていたと思います。また、相続税も当初の想定と比べるとかなり低く抑えることができ、安心しました。私の場合、二度続けて相続を行うことになったために特例的な相続控除を受けることができ、母の不動産の評価額も適切に設定していただけました。これも榎本さんのおかげで、最低限の相続税に済んだのだと思います。

ちなみに、税理士に依頼をすると多額の費用がかかるイメージがあったのですが、その点も心配いりませんでした。特に私の場合は処理するべき書類が膨大にあったので、すべての書類を郵送で送付していたら、それだけで税理士への依頼料に加え多額の郵送費用などがかかった可能性もあります。

私のように平日は仕事があってなかなか時間を割けない方や、自宅にパソコンやスキャナ搭載の複合機などがあって簡単な操作ができる方には、特に榎本税務会計事務所を強くオススメします。また、私のケースのように手続きが複雑で、自分ではどうしていいのかわからない方もぜひ一度榎本さんに相談してはいかがでしょうか。誰にでもわかりやすい言葉で丁寧に説明してくださり、手続き完了までしっかりと導いてもらえます。

  • 所長
    榎本

私たちの事務所は50年以上の実績があり、相続の経験が豊富にあります。Tさんのケースはかなり珍しいものでしたが、パートナーである司法書士の協力もあって、スムーズに相続手続きを終えることができました。会社員としてお勤めの傍ら、大変な相続に取り組まれたTさんのお力になることができ、嬉しく思います。今回のケースでは司法書士のみ紹介しましたが、必要があればパートナーの弁護士さんを紹介することもできますので、お気軽にお問い合わせ下さい。

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